【 CARHARTT "DUCK PANTS"】
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カーハートを知ったのは中学一年生のころ。
同級生や先輩がデトロイトジャケットやアクティブジャケット、ペインターパンツを履きだして、いままで見たことのないくらいの固さと肉厚なダック地にカルチャーショックをうけて、「ハァハァ」しながらお金を握りしめてアメ横に向かった。
それからしばらくたって、二度目のショックは彼の地アラスカ。
幸運なことに自分はこれまで三度も仕事でアラスカを訪れている。
一度目は集英社メンズノンノでミスターハリウッド特集、二度目は講談社hugeでノースフェイス特集、三度目はマガジンハウスのポパイでアラスカの取材である。
(さすがに四度目のオファーはまだきていないので、今年は家族全員でアラスカでキャンプをしながら旅をする計画を練っている)
どちらにしても、仕事であんなに素晴らしいところに行けたことは、本当にラッキーなことだった。
職業柄どの場所に行っても、その土地の人のスタイルをよくみる癖があるのだが、アラスカでのアウトフィッター達のカーハート着用率は実に70%近くもあった。
(エクストラタフというゴム長靴を合わせているケースも多かった)
泥や埃にまみれたカーハートを着た大柄な男が、フォードのピックアップトラック(これまたドでかい)に犬と一緒に乗っている。
このスタイルがアラスカだとすごくかっこよく見える。
影響されやすい自分は、さっそく東京に戻ってから箪笥の奥にしまってあったカーハートを引っ張り出して、何かしらの作業のときに登場するようになった。(現実的にピックアップトラックと犬の選択肢はとれなかった)
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さっきも言ったとおりカーハートを着るときは何かの作業をするときなので、自分の心の中でスイッチが入る。
オーバー・ザ・トップという映画でシルベスター・スタローンが腕相撲をするときにトラッカーキャップをくるりと逆にかぶり直すシーンがあるのだが、あれと似ている。
たしかスタローンも
「俺は勝負のときにこいつ(キャップ)を逆にかぶってスイッチをいれるんだよ」
みたいなことを言っていたような気がする(たぶん)。
自分も作業の前日はお酒を控えて早く寝る。
翌朝いつもより早く起きてコーヒーを淹れて、紙とペンで今日一日の段取りを書く。
このときからもう気持ちが高ぶって落ち着かない。
手と頭を使って何かを作りたくってしょうがないのだ。
パドックで出走前の荒ぶる駄馬を落ち着かせる厩務員のように、パジャマからカーハートに履き替えてウズウズしている頭にゆっくりとスイッチを入れてやる。

最近気に入っている材は杉の荒材である。
乾燥時に歪むし、表面をサンディングしないと使えないけど、自分はこの歪みが好きだ。
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作業中に付いた汚れは気にしない。
むしろこの分厚い質実剛健なダック地に付いた汚れを見つめてはほくそ笑むくらいだ。
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今回は前々から構想を練っていた山道具を整理する棚を製作した。

ポイントはこの補強板の合わせである。
ここがピタッとくるとなかなか気持ちがいい。

部屋に入れて山道具を収める。
嗚呼...この光景が見たかった。
これでもう探し物に明け暮れる日々とはおさらばだ。
さて、次はどこに行こうか...
(ではない。コーナーが違う)
。
幼少のときによくズボンを破って母親に叱られた。
いま思うと、あれは自分が悪いのではなく、ただズボンの生地が柔すぎたのではないかと思う。
それからしばらくたって僕の前にカーハートが現れた。
しかし、お洒落で着るには中学生のか細い体に、この生地はあまりにもタフ過ぎた。
さらに月日は過ぎて僕はものを作る楽しみを知った。
たいしたものではないけれど、自分で寸法を測り、自分で材を選んで、なにを置くかも自分で決めるという大人の遊びだ。
この分厚い生地にはその遊びに耐えうる強度が備わっており、もし破けたとしてももう誰も文句は言わないし、むしろ喜びに近い感覚を覚えるのはなぜだろう。
それはきっとこの頑丈な生地を負かせたという、作業と時間への自負からくるものではないだろうか。
汚れて洗って、また汚れたら洗う。
人生はそんなに都合は良くいかないが、この生地くらいタフに生きていけたらと思う。
この生地の表情はリチャード・アヴェドンのポートレイトとちょっと似ている。
(H)
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●Weathered Duck Dungaree
Brand : Carhartt
Country : Made in MEXICO
Size : 30×30 , 30×32
Col : Beige
Price : ¥7,000-(Plus tax)
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●Weathered Duck Double-Front Dungaree
Brand : Carhartt
Country : Made in MEXICO
Size : 31×30 , 31×32
Col : Brown
Price : ¥8,000-(Plus tax)
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●Weathered Duck Double-Front Dungaree
Brand : Carhartt
Country : Made in MEXICO
Size : 30×32
Col : Black
Price : ¥8,000-(Plus tax)
【D.I.Y.COASTER】
最近アトリエのあり余る段ボールの群れを見かねて、こんなものを作った。
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仕事で再利用できそうな段ボールはとっておくのだが、それにも限界があり残りは資源ごみへ。
というルーティーンに対しての少々の反抗心からの家内制手工業である。
作り方はいたって簡単。
<D.I.Y.COASTERの作り方>
1 段ボールのある程度きれいな部分だけをナイフで切り取る。
2 丸く形を墨引きして糸ノコで断裁する。
3 切り口を整えて削り屑を払う。
4 スタンプを押して好みのパッケージを施す。
ちなみに5枚セットで250円也。
これを安いと思うか、高いと思うかは貴方次第。
正直に言うと自分でも高いのか安いのか、わかりません。
これに関しては物を売っている感覚はなく、どちらかというとアイデア...いやいや姿勢を売っているのです。
従来、物を販売することはその物の品質を売るということになるが、姿勢を売るとはどういうことなのか。
たとえば、
<A社>「当社の製品は厳選された天然素材を一流の職人によるオールハンドメイドで製作されております」
<B社>「当社では○年間品質を保証しております。気に入らなかったら、返品交換もちろんOK、とにかく一度ご連絡を!!」
と、くるのが商売としては当たり前で、当然消費者としては<A社>と<B社>の商品の「品質」と「値段」を比較し精選しているわけだが、さらに両社の商品への「姿勢」も重要な判断基準の一つとなっている。
しかし、その「姿勢」に対するインフラや宣伝にもコストがかかり、そのコストは製品の値段に反映されているので、消費者は知らず知らずのうちに商品と一緒に「姿勢」も買っているということになる。
たしかに優れた製品を買うと自分の生活がワンランクアップした気分になって、選んでいるときも楽しい。
仕事をして得たお金で夢にまで出てきた大きなものを手にいれた時の喜びはなにものにも代えがたい。
「俺もとうとうここまで来たか...」
と、しみじみと自分を褒めてやりたくなるが、物事をまっすぐに見れない天邪鬼な自分もいて、良い商品を買い揃えることがはたして本当に素敵な生活なのだろうかと、考えてしまうこともある。
そもそも生活とは「素人」を楽しむものであり、仕事とは「プロ」としての作業や判断が求められ、その双方は交わらないことが多い。
その理由は生活においての作業は「自分たちのため」の作業であり、仕事における作業は「お客(自分たち以外の第三者)のため」の作業であり、きっと同じ作業をしていても「生活」の作業と「仕事」の作業とでは、緊張感というか気の持ちようが違うのではないか。
最近こんな話を聞いた。
それは「主婦のカレーとシェフのカレー」と言って「主婦のカレー」はその日の冷蔵庫の残り物によってカレーに入る具材と味が変わってくるが、「シェフのカレー」は毎日安定した味と具材を提供しなければならない。
カレーでも「生活」と「仕事」では作業の内容がだいぶ変わってくるという、なかなかおもしろい話だった。
このように生活の自己、仕事の自己は別々のものであり、その自己を複数組み合わせることによって自分(自を分ける)という多面性人格が形成されている。
これは決して悪いことではなく、むしろ無理やり一括りに一面体(球体?)として自分を形成することのほうが、なにかしらの自己を否定せざるを得なくなり危険である。
これが可能な人は、きっと生まれたばかりの赤ん坊か並外れた強い意志を持つ仙人のような人物に違いない。
赤ん坊はお腹がすいたりオムツが汚れると泣いて親に知らせる。
よく「赤ん坊は泣くのが仕事」と言うが、これは泣くという自己表現が生活における様々な欲求を満たすための、彼ら(彼女ら)なりの仕事ともみてとれるからだろう。
仙人は標高の高い山の奥地に住み(これは僕の勝手な想像だが)、自分が食べれる分だけの菜園をもち、たまに狩りをしてたんぱく質を補い、あとの時間は深い瞑想をして清らかな時の流れを見つめて暮らしている。
極論を言うと生活が仕事、仕事が生活ということは金銭を必要としない完全自給自足(現代社会からの離脱)を意味する。
少なくともいまの僕には完全自給自足は無理そうなので(ちょっと憧れるけど)、自然生活者が自然から数多の恩恵を受けながら生活をしているように、都会生活者が都会からの恩恵をゴミという形で拝受しただけの話だったりする。(そういう姿勢の商品なのです)
(H)
D.I.Y.COASTER ¥250-(TAX IN)
【 Lesile Jordan Apparel Design & Mfg Co. "World Map Poncho" 】
梅の蕾が徐々に膨らんでまいりました。
厳冬も抜けかけの時期にアウトドアで活躍するアイテムが
The Fhont Shopに入荷いたしました。
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紙のような素材 "TYVEK(タイベック)" を使用した"PONCHO"
古着屋でよく見かけるペーパージャケットと同素材の生地です。
ブルゾンタイプと比べると各国の都市が詳細に記されている
"WORLD MAP"がプリントされてます。
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ドローコード付きのフードを配しておりますので
雨が強いときにはコードを絞って顔に
フィットさせてお過ごし下さい。
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防水性を備えた"TYVEK"は
軽量(142g)でコンパクトに折りたたんでザックの片隅に忍ばせておけば
変わりやすい山の天気も対応できます。
夜深くなったころ、テント内でランタンを灯しながら
"PONCHO"片手に行ってみたい国や都市に
想いをはせてみてはいかがでしょうか。
是非、ご試着しにいらして下さい。(Sh)
●WORLD MAP PONCHO
Brand : Lesile Jordan Apparel Design & Mfg Co.
Country : Made in USA
Size : One Size Fits All
Weight : 142g
Col : World Map
Price : ¥15,000-(Plus tax)
【 BROWN by 2-tacs "CUP SHOULDER" 】
超軽量ファブリックのエアーライトリップと
ダウン並の保温力をもった軽量な中綿の"PRIMALOFT"を配したことで
500グラムにも満たない重さに仕上がった"CUP SHOULDER"。
ズシッとした重さを羽織った時のヘビーアウターは
何気なく安心させてくれますよね、、、暖かく過ごせそうだなと。
でもそれは今までの経験や慣れというものが
「重いから暖かい」というイメージをお持ちの方も多いと思います。
(私はこのアイテムを愛用するまで「重い=暖かい」と思ってました。)
僕のイメージをくつがえした"CUP SHOULDER"は
「軽くても暖かい」を楽しむ事ができるアイテムです。
全く体に負担のかからないヘビーアウターを
是非、ご試着しにいらして下さい。(Sh)
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No. B14-J001 "Cup shoulder"
Fab: Nylon 100%
Fill : Polyester 100%
Weight : 430g
Col: Kelly green, Dark navy
Size: S , M , L
Price: ¥51,000-(Plus tax)
【 US NAVY (DEAD STOCK) "SLEEPING MAT"】
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インドア、アウトドア問わず活躍するアイテムが
The Fhont Shopに到着いたしました。
程よい硬さであるウレタン製のUS NAVY製の"SLEEPING MAT"は
空気の層を持ち床や地面からの冷たい空気や湿気を
遮断してくれるので快適に過ごせます。
突然、我が家に泊まることになった友達の敷き布団代わりに。
かたやアウトドアシーンではレジャーマットとして活躍したり
テント泊では寝袋の下に敷けば寒さを防げます。
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固着されたロープは紛失する事もなければ
ザックに結びつけて持ち運ぶことも
細く丸めて家の片隅に収納することもできます。
是非、手に取って広げてみて下さい。(Sh)
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●SLEEPING MAT
Brand : US NAVY (DEAD STOCK)
Country : Made in USA
Size : H160〜195 × W58〜62 (cm)
Weight : 480〜528 (g)
Col : Khaki
Price : ¥3,500-(Plus tax)
※1点1点大きさや重さが異なります事をご了承下さい。






